音楽活動に留まらず、著作や、語りも通して、
その情熱を伝えるオリジナルなゴスペルシンガー。
お正月に親戚の前で歌うとお小遣いをもらえるので喜んで歌っていた少年が、中学生に入りギターを手にし、自分の心の叫びを曲にして歌い始めてから、もう40年近くが経つ。今は、ゴスペルシンガー。少年時代の自分が見たらどう思うだろう。
自分の想いをできるだけ多くの人に伝えたいとバンドを組みメジャーデビューを目指し、その夢は20代で叶った。だけど、なんだか、僕が求めてたものはこんな筈じゃないと心が言っていた。
人生と自分自身の罪に心が迷いだしていたその頃、キリストが僕を見出してくれた。僕が見つけ出したんじゃない。僕は見つけられた。その日から、僕が歌う歌は「僕の歌」から「賛美の歌」に変わった。
音楽だけでなく、全てを用いてキリストに恩返しをしていきたいと思って生きている。本を書き、クワイアを指導し、学校で教え、教会でメッセージを語っているのもそうだ。近年は、自分自身の活動だけではなく、これからの世代と共に成長していく挑戦を歩み始めている。
活動実績
1993年 国際基督教大学(ICU)在学中に、The City College of New York(ニューヨーク市立大学)のJazz Departmentに留学し、
African American Studiesのリサーチをしながら、ジャズ/ポップボーカルを学ぶ。帰国後、African American Studiesで卒論を書く。
1996年 帰国後結成したバンドバンド「LOVE CIRCUS」でMIDI Creativeレコードとインディーズ契約し2枚のアルバムをリリース。
1997年 ソニーレコードとメジャー契約し、2枚のマキシ・シングルをリリース。
メジャー、インディーズでの活動を通して、スピリチュアルな歌声を持つシンガーとしてだけでなく、
ソングライターとしての独特な世界観も、幅広い層から支持される。
1998年 キリストと出会い、洗礼を受ける。
1999年 池袋コミュニティカレッジで講座「塩谷達也のゴスペルワークショップ」の講師を務めるなど、
バンド活動と並行して、ゴスペルの「紹介者」としても活躍し始める。
現在に至るまで、いくつものゴスペルクワイアを指導し続けている。
2001年 レーベル「GOOD NEWS」を設立、アメリカの第一線のR&B/ゴスペル・ミュージシャンをオーガナイズし、7枚のアルバムをリリース。
ゴスペル音楽の魅力とエッセンスを伝える作品は、コアなブラック・ミュージック・ファンだけでなく、
幅広い音楽ファン層に受け入れられ、ロングセラーとなっている。
2003年 ゴスペル・ブームからゴスペルの歴史、CD、クワイア情報に至るまで、対談なども交え、
独自の視点でゴスペルにせまる「ゴスペルの本」(ヤマハミュージックメディア)を上梓。
この本は、ゴスペルファンの間でセールスを伸ばしロングセラーとなり、
2010年には「新版 ゴスペルの本」(ヤマハミュージックメディア)、
2016年には「ゴスペルのチカラ」(いのちのことば社Forest Books)とシリーズとなった。
2005年 2枚組ソロアルバムとなる『琴音』をリリース。
2008年 キリスト教ラジオ放送局日本FEBCにおいて番組を担当し、これまでにいくつもの番組を担当。
2009年 「塩谷達也塩谷美和」名義で夫婦でのミニアルバム「主の祈り」を発売。
2014年 夫婦でのファーストアルバム「YOU SET ME FREE」をリリース。
2018年 聖書のことばを歌ったソングプロジェクト「Morning Songs 朝の歌」をスタート。
青山学院大学のコンテンポラリー礼拝においてワーシップディレクターに招聘され、
学生賛美リーダーの育成に務めている。
2021年 PAZ Churchから伝道師として按手を受ける。
また、海外でのコンサート活動も数多く行っている(アメリカを中心に韓国、台湾など)。