★054:John Boutte/At the Foot of Canal Street(2001)



Released by: P-VINE RECORDS
054jacket

Song List:

01. Sisters
02. At the Foot of Canal Street
03. Change Is Gonna Come
04. Battle Hymn of the Republic
05. Black Orpheus
06. Someone to Watch over Me
07. Didn't It Rain
08. This Masquerade Is Over
09. Just a Little While to Stay Here
10. All These Things
11. If I Had My Life to Live Over
12. You Can Depend On Me
13. It Don't Cost Very Much


◆これは、たしかにニューオリンズだ。でもニューオリンズの音楽がすべてセカンドラインじゃない。Johnの中には、ゴスペル、ジャズ、R&B、ブラスバンド、ポップス、カントリー、などのすべてがガンボのようにごちゃ混ぜになって煮えている。彼の味付けは、ゴスペルジャズ風だとおもうけど。

彼の声は、よくJimmy ScottやSam Cookeと比較されるようだけど、二人を足して二で割ったような味もある。シンプルなコンボをバックにレコーディングされたこのアルバム。まさに、フレンチ・クオーターのどこかのクラブや教会でこんな感じで歌ってるJohnの姿が目に浮かぶ。ニューオリンズのSnug Harborシャーメイン・ネヴィルを聴いたときのことも思い出すような。

大学生の時、ミシシッピー川を下る旅をしたんだけど、最後に楽園のようなニューオリンズにたどり着いた(治安はわるいんだけど、飯はうまいし、音楽は最高だし、エキゾチックで楽園なんだよ!)。ストリートにも音楽があふれてるし、白人も黒人も音楽を楽しんでる街だ。街をふらつきながら、いろんなものが混ざってるのを実感した。それをミシシッピー川の川岸に座ってぼぉーと考えたりね。そんなことができるくらいだから、非常にゆったりしてるんだけど、ここもアメリカのふつうのローカルタウンとは違う。僕は、アメリカの中にあるアメリカでない場所が好きなんだよね。ニューオリンズとNYが一番好きだから。

話がそれてしまいました。
John Boutteの歌も、ニューオリンズらしく、すごーくいい声で、歌も最高なのに、へんにタイトな感じがしない。バンドもね。すごーくいい意味で。シャバダバしてるよ。ニューオリンズの教会は行ったことがないんだけど、クワイアもすごいらしいからね。この感じは教会のバンドやシンガーに共通する感覚かも。教会の中には緊張もストレスもないもんね。その中で、神さまに向かって歌ってる感覚。黒人教会の教会員の人達の日曜日の笑顔を思い出す。

僕がアルバム中、一番好きな曲は、Sistersという彼が自分の6人の姉に捧げたJohnのオリジナル曲。姉ちゃん達への愛の表現が最高です。楽しいんだけど泣けてくるような。家族ものに弱い僕としては、たまりません。

そのほかにもしぶい選曲が目白押し。これ聴いてると、旅先でたまたまふらっと入ったクラブで、すごくいい歌を聴いちゃった!という気分が味わえます。

忘れられない感じです。

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